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アポディアの新製品ヘアケア開発状況

アポディアをご愛顧くださっているお客様、いつもありがとうございます。

アポディアは、発売から1年半を経て、現在日本向けにオリジナルレシピで開発が進行中のものがあります。

それが、ヘアケア、つまりシャンプー、コンディショナーです。

今まで、あまり情報を出してこなかったのですが、2008年の12月ごろから企画がスタートし、試作を繰り返してきたのですが、なかなか納得のいくものが出来ずに、何度も開発を断念しようとしました。

最終デザインのモック

現地でもはすでに、認証はないもののシャンプー、コンディショナーといったラインは存在していたのですが、使い勝手や香りの面で改良が必要と判断し、新たにICEAというイタリアのオーガニック認証のレギュレーションの中で、最大限の使い心地をユーザーに体験してもらいたいという思いで、こちらのリクエストを伝えていきました。

開発初期のサンプル

使い心地については、シャンプーは植物由来のマイルドな洗浄成分を使用し、泡立ちが細かく、ノンシリコンにも関わらず、さらっとした指通りとさっぱりとした洗い上がりをを実現。コンディショナーは植物由来のコンディショニング剤とオーガニックシアバター、オリーブ油、ハチミツを配合し、しっとりとパサつかずまとまりが良く、かつべたつかない仕上がりで、髪が根元から立つようなコシがしっかりとでるようなものを目指しました。

一年間私ども日本スタッフもロッシさんとさまざまな意見交換をして、新製品の開発を進めてきました。

日本側から提出したデザイン案

オーガニックの認証にこだわらなく、自由にいろいろなものを入れられるのであれば、粘度や洗浄力、使い心地、保湿などもかなり自由にコントロール出来てしまいます。

実際に、市場で販売されているオーガニック系といわれるシャンプーの中には、オーガニックの認証原料のエキスを使用しているが、使い心地を優先した結果、製品自体はオーガニック認証を取得していない製品もあります。

認証がすべてではありませんが、今回は、ICEA(イタリア倫理・環境認証協会)のEcoBioCosmesiという基準に沿って作ることが前提にありましたので、許されている原材料が限られています。

ICEAのEcoBioCosmesiの禁止原料リストPDF(外部サイト・ICEA公式サイトへのリンク・イタリア語です180ページ位あって大きいので注意してください。)

その中で、最高の使い心地を目指したので、あとは、工房のレシピ、調合などの製造プロセスにおいて、職人さんが技を発揮するところに期待することになります。自然化粧品は、巨大なプラントで大量生産するわけではありませんので、いきおい人の技に頼る部分が大きくなります。

数え切れないほどの評価サンプルの試作を繰り返しました。

最終段階になって、シャンプーのレシピは固まりつつあったのですが、コンディショナーの出来が満足いきませんでした。
日本女性は、太い毛の人も多いですが、カラーをして痛んでいる方もいます。
試作品では、まず粘度のゆるかったコンディショナーの粘度をあげることで、石油系の一般商品と比べて弱い界面活性の力を補う意味で 髪にとどまる時間を長くし、コンディショニング効果を上げようという意図がありました。また、シリコンを添加しませんので、どのように指通りをよく仕上げるかということを念頭においたレシピでした。

結果、とても固い粘度と、さっぱりとした仕上がりが実現したサンプルが仕上がってきました。
使ってみると、本当に「さっぱり」しすぎていて、パサつきが感じられるようになっていました。
モニターにテストしてもらっても、まとまりがなく、これではリピートしていただけないという感想がいろいろな方から届きます。
工房は、これ以上は無理だと願いを聞き入れてくれず、このまま発売しては、自分として納得いかないと思い悩んでしまいました。
2009年の年末の押し迫ったときでしたが、私はイタリアに電話し、作りなおしてくれないなら、これから行く!と伝えました。
お互い怒鳴りあいになるくらいエキサイトしてしまったのですが、結局、最後にもう一度、試作をしていただけることになりました。

普段あまり髪を洗わないイタリアの方に、毎日シャンプーする日本人というものがやたら細部にこだわったリクエストをするもので、半ばあきれていたと思いますが、無理を承知でお願いしたのです。

新年明けて、最後のサンプルがフェデックスで届きました。

おそるおそる開けると、白いジャーに入った乳白色のコンディショナーが入っていました。
粘度も、適当で期待が持てます。
さっそく使ってみると、懸案だったパサつき感がなくなって、かといってべったりせず、絶妙の仕上がりになっていることが分かりました。
開発を思い立ってイタリアに伝えてから、すでに1年1カ月経っていました。
シャンプーは開発に時間がかかるときいていましたが、自分も気がつくと1年でした。

現在、シャンプーとコンディショナーは工房にて本生産に入っており、3月ごろまでには皆様のお手元にお届け出来ると思います。

ぜひ楽しみに待っていてください!

text by Hide Sakuraba

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